8/19(金)。
単独峰マッターホルンを少し離れたところからそっと見守る高貴な「騎士」、ブライトホルンが朝日に染まっています。
この日もマッターホルンの姿は望めず、空しく雲のカーテンが朝日に染まるのみ。でも、こういう思いのままにならないところが自然なのだ、と思えるようになりました。成長したぞ自分( ^ω^)。
旅していると、日曜日はデパートお休みとか、長い昼休み(正午~午後4時頃)は商店もお休みとか、目当ての電車が何番線ホームに来るかは直前まで分からない…と待っていたらいきなり運休
とか、日本とは「違う」ということをまさしく経験することになるのですが、それに馴れてくると「ま、いっか♪」みたいな気質が身に付いてくるもんです。割と神経質な質だった私にとっては、人生のいい薬になってます。
さて、この日の行動予定は登山電車で一つ下のローテンボーデン駅から「逆さマッターホルン」で有名なリッフェルゼー(リッフェル湖)を経由、マッターホルンを望みながら下ってゆくハイキングコースでリッフェルアルプまで3km、標高差233mの軽いコース。
山は朝が勝負
時間が経つほど雲が出てきてしまうので朝食もそこそこに出発。
山頂には雲がかかっていましたが、確かに「逆さマッターホルン」出現!
風が吹くと湖面にさざ波が立って映らなくなってしまうのですが、湖のほとりに腰をおろしてのんびり眺めていると、風が止んで再び鏡のような湖面が現れます。
透き通った水の中には水草が揺らぎ、小さな魚の群れが泳いでいます。湖岸にはワタスゲが咲いて微風にほわほわと揺れています。
飽きずに眺めていましたが、午前10時を過ぎる頃には風が出てきて再び雲が湧いてきました。
大きく開けた斜面を下っていきます。
このあたりにはネズミの仲間である、カピバラみたいに大きな体格のマーモットという動物が生息しているのだそうですが、この日は彼らの痕跡(小さな落としもの
)しか見つけることができませんでした。
軽い食事を摂ったりしながらリッフェルアルプまで下ると森林限界より下になり、カラマツ林の中に入りました。ヘリコプターが物資をぶら下げて山間のホテルに下ろしている光景を何度も見かけました。
ハイキングを終えてホテルへ荷物を取りに登山電車でいったん戻り、今度は下り電車で麓の町ツェルマットに宿を取ります。
このゴルナーグラート鉄道、ヨーロッパの交通機関には珍しく改札があって料金も結構高い(ツェルマット~ゴルナーグラート間39スイスフラン、4,000円強)のですが、その分管理が行き届いて駅のトイレなどの施設はとてもきれいで気持ちよく使えるのに感心しました。(スイスの交通機関や観光施設はどこも清潔でした
)日本も観光立国を目指すならこういうところを見習って欲しいものです。
電車に乗った途端、激しい雨が降り始めました。山の天気は変わりやすい、というのを身を以て体験しました。
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