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2004/11/07

「波ざる」を作る②

R.W.スミス「海の男達の歌」打楽器シリーズ第5回なり。
〈前回のあらすじ〉
 海の波の効果音を出すため「波ざる」を作ることに。「プラスチックのコンテナに小豆や米を入れて揺すった」という話を聞いて試してみたものの、四角いコンテナの角のところで豆の流れが止まってしまい、なかなか上手くいかない。そこで、本物のオーシャンドラム同様、やはり丸い枠がいいだろうということになった。

sohko.jpg
①学校の倉庫といえば不気味なものと相場が決まっているが。
  「あなた、ノックもしないでいきなり入ってきて、失礼なことよ。わたくしを風紀委員長こと3年H組小早川沙希(仮名)と知っていて?」
  「のわー!!びっくりした。…あんた、どーみても高校生じゃねぇよ。」

timpani-azuki.jpg
②とにかく、倉庫をあさったら、使い古したティンパニのヘッド(23インチ)を発見。これ使えばいいんじゃ~ん、我ながらいい考え♪と小躍りして喜んでいたが、そんなことすでに全国の皆さんがとっくの昔からやっている方法だと、あとで知ることになる。
 「すこしのことにも、先達はあらまほしきものなり」(ちょっとしたことでも、案内者(指導者)がほしいものである)という「徒然草」の一節(第五十二段)を思い出す。

 これに小豆や米、おもちゃのビーズなどを入れてあれこれ試してみた。
 ・小豆…波が押し寄せるときの「ざざーっ」という音はいい感じだが、波が引いていくときの「さらさらさら…」という余韻がいまいち。豆はいびつな形をしているので「ばらばらばら…」と雨のような音になってしまう。
 ・米…さらさら感は悪くないが、音量不足。だいたい米は丸くないので転がしにくい。
 ・ビーズ…引っかかって転がらなかった。論外。
 →こんなこと繰り返しているうちに9000円(本物が買える値段)を超えてしまうのではと、不安がよぎる。

③中を転がす玉もできるだけ丸いほうが操作性がよい。結果たどり着いたのが、エアガンの弾(BB弾)。

ito.jpg
④玉が外に飛び散らぬよう、上にビニールを張るのだが、それが垂れ下がってヘッドに触ると邪魔なので、「ヘッドの中央にトイレットペーパーの芯を半分くらいに切って立てておくと良い」のだそうです。またまた貴重な情報、大変参考になりました<(_ _)>ありがとうござりまする。
 …トイレットペーパーが芯になるのを待ってるわけにもいかないので、ビニール垂れ下がり防止のため、ヘッドの枠にセロテープで留めながら縦横に糸を張り、ビニール袋の大きいのを切り開いて張ってみる。

ocean_bb.jpg
⑤うわーい完成だー☆「オーシャンあずき」改め「オーシャンBB・マークⅡ」と命名(意味なし)。
制作費400円(BB弾を100円ショップにて1200粒)+α(研究開発費…小豆など、買って結局使わなかったもの)。

〈試してみた〉
◇枠は丸いほうが、中に入れる玉も丸いほうが、操作性が良く、波が打ち寄せる音、波が引く音を上手く演じ分ける ことができる。
◇中に入れる玉の重さや量によって音が変わるので好みの音を探しましょう。

〈さらに学んだ〉
◇もうひとつ作る必要に迫られて、「あずきヴァージョン」も作ってみた。実際に作ってみると、あずきもなかなかよいと思った。ヘッドを立て気味に持って枠に沿ってあずきを転がすと結構さらさらといい音がする。
逆に、ヘッドを水平に近い角度で持ってあずきの通るコースを変えると、もっと荒々しい感じが表現できた。
先人の知恵にはやはり学ぶところが多いのでした。

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コメント

文体がすばらしいですね。何よりも研究熱心というか。自分の高校時代を思い出しました。

「先達あらまほしきことなかりけり」

私もよく実感しております。

◇ながたにさん、初めまして。コメントありがとうございます。見る人が見たらずいぶんいい加減なことをやっていると思われそうですが、なかなか楽器や音楽について教えてもらえるような人脈がないものですから、失敗例も含めて公開すれば、アドバイスをいただけたり、同じように困っている方の参考になるかなあと思って載せてみた次第です。
 でもそんなことより、工作感覚で本人は結構楽しくやっておりますです。ホームセンター大好き人間ですから、「こんどは何じゃあ!」とわくわくしながら使えそうなもの探して売り場を走り回っております。
 ながたにさんはどんな楽器をやっていらしたのでしょう?もしまた遊びにきていただける機会がありましたら、お話をきかせていただけるととてもうれしいです!

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