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2012/12/05

勘三郎さん逝去

Dsc_0326

思いがけない、朝のニュースだった。

先人の精神を守りつつ、現代人をわくわくさせるような歌舞伎を追求し、何の役でも「勘九郎(または勘三郎)の○○を観た…!」と思わせてくれる人だったと思う。歌舞伎座での「浪花鑑」、中村座での「千本桜(渡海屋)」、コクーンでの「四谷怪談」等々、ぞくぞくする思いで見終わった芝居は多い。

サービス精神旺盛な人で、どんなシリアスな芝居でも、どこかに一箇所は、くすっ、と笑わせるような要素を織り込んでいたけれど、それは決して悪ふざけやその場限りのウケ狙いではなく、そのおかしみの中にどうしようもないような人間存在の哀しみを表現していた、と私は思う。

勘三郎丈なかりせば、私はもう歌舞伎を観なくなってしまうのではないか、そんな落胆すら覚える。それは彼の意思と反するものに違いないけれど。

勘三郎さん、私に歌舞伎の面白さを教えて下さってありがとう。

心から、ご冥福を、お祈りいたします。

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