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2013/09/11

Kiitos! Suomi!

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今夏はフィンランドに行きましたですよ。スナフキンが棲んでそうな北欧の森の中を歩いてみたかったのです。

ていうのは、フィンランドのオケのコンサートに連れて行って貰ったとき、そのサウンドに他のどのオケとも違う、朝の森に立ちこめる冷たい霧のような空気感が感じられて、とても印象深かったのです。

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…でも、正直に書きますわ。シャケを思う存分食べたかったのです、ほんとは。(左から①思わず「うまいー!」と声を出しそうになった脂ののったサーモンのグリル、②中世風レストランにて豆や麦を付け合わせたスモークサーモンのグリル+蜂蜜入り黒ビール、③サーモンスープに乗った切り身は皮がパリパリで美味しく、④港の市場で豪快に盛りつけられた鉄板焼き+濃厚なキノコのクリームソース。)

Fin_4Fin_5もちろんIKEAのフードコートでお馴染みの北欧名物ミートボールや、大粒のビルベリーの乗ったタルトなんかも食べましたですよ。

今回の旅行は食の亡国(失礼)ロンドンからスタートということで、前回懲りたのでイギリス料理には目もくれずインド料理店でカレーばかり食べていたんですけど(これは正解)、フィンランドではとにかくお目当てのシャケが素材を生かしたシンプルな調理、毎回いちいち美味しくて食事面でも大満足でした。

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ヌークシオ国立公園へはヘルシンキから電車とバスを乗り継いで気軽に行くことができました。

広大な森なので、カラマツやシラカバの茂るハイキングコースではひとりぼっちで静けさに浸ることができるのですが、動物の気配がまるでしないのも不思議な感じでした。何もいないなんてことはないのだろうけれど。ときどきすれ違う人々とあいさつを交わしながら楽しく歩けたので、基本的な事に注意を払っていれば決して物騒な場所ではありません。

園内には何ヶ所か薪を積んだ小屋があって、訪れる人は誰でも自由に使って良いことになっているようです。こういうとこで自分で火をおこしてコーヒーでも沸かせるようになりたいものです。…とおもいながら湖のほとりで買ってきたサンドイッチを頬張っていたら、頭にバンダナを巻いた若い女性が現れて、「ランチ持ってるの?」と声をかけられ、サンドイッチ持ってきたよ、と答えたのですが、彼女はひとりで手際よく焚き火を始めた様子。昼飯持ってない、と答えたら何か食べさせてくれたのかな、とちょっと後悔。彼女みたいにふらっと訪れて森の静けさを楽しむ、スナフキンみたいなひとがこの国にはたくさんいるようです。

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私も夏の名残りを惜しみつつ、森の中に自生しているベリーの実をつまみ食いしつつ歩いたのですが、帰りの電車で向かいに座った老夫婦は籠いっぱいにキノコを入れていました。いつの季節に広大な森のどこに何が生えているか、地元の人たちは熟知しているのでしょう(だって定められたハイキングコースを歩く限り、そのような食用キノコらしきものは見かけませんでしたから)。

森の生活が現代にあっても人々の暮らしに自然に溶け込んでいる、この国の魅力を垣間見たような気がしました。こういう土地ではほんとに生活力がないと豊かに生きていけません。人の暮らしには、お財布ケータイなんか持ってたってしょーもないのです。

Img_0149_4ところで、ヌークシオに出かけるにあたっては、たくさんの方の旅行記を参考にさせていただいてとても助かったので、私もちょこっと書き足しておきます。

私、フィンランド語が全く読めなくて、地下鉄やトラムの行き先表示に苦戦したのですが、ヘルシンキからエスポーへ向かう電車はいちいち行き先を確かめなくとも車両に「S」「U」「L」「E」と表示されているものならどれでもエスポー駅に停車します(画像をクリックすると拡大してご覧いただけます)。

どれかがだいたい15分おきに出ているとインフォメーションで言われたので、少なくともヘルシンキ中央駅からエスポーへは細かく時刻を調べていかなくとも差し支えありません。所要約20分です。

Img_0148エスポー駅に着いたら、降りたホームの向かい側でそのまま待っていれば85番バスがやってきます(画像では右側がヘルシンキ方面、左側が電車の進行方向です)。ここには時刻表が貼ってありますが、公園入口であるハウッカランメンティエ(Haukkalammentie)の小さなバス停には何もないので、帰りのためにバス時刻表を私はプリントアウトしていきました(所要約25分)。行きもおおよその到着時刻が分かっていれば、バスに乗っている間も不安がありませんし。ランチはヘルシンキ駅構内か、エスポー駅向かいのスーパーでの調達を。

Img_0150バス停を降りたら道路の向かいの道を入って約2Km、ところどころ標識があるので迷う心配はなし。30分程度でインフォメーションセンターへ、地図はここで。隣に園内唯一のトイレ有り。バイオトイレで清潔です。

公園に入るまでに早くも2km歩くわけですが、多少アップダウンのある砂利道ですので、ヘルシンキ市内を観光してそのままH&Mのショッピングバッグを下げ、サンダル履いてやってくることは、ワタシはあまりお勧めしません

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とにかく、いっぺん行く価値あり!

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Img_0056_2Img_0063ヘルシンキからフェリーで2時間、対岸のエストニア共和国の首都タリンにも渡ってみましたですよ。

'90年まではソ連の一部だったバルト三国のひとつです。タリンは中世の街並みと城壁がそのまま残る愛らしい街。城壁の上を歩くこともできます。至る所にバルト海沿岸の名産、琥珀を売る店がたくさんありました。

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どこの国に行っても、市場はその土地に暮らす人々の生活の一端が垣間見えるので、見ていて飽きません。

フィンランドではとにかくたくさんの種類のベリーに目を奪われました。土産物屋や空港などでは乾燥ベリーやジャムなどもたくさん揃っています。

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…で、面白かったのは、ブルーベリー、苺といっしょに盛られたエンドウ豆。どうやらフィンランドではスナック感覚で生でぽりぽり食べるようです。実際にかじっている人を目撃出来なかったのが心残りw

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