音楽・管弦楽曲

2007/06/16

ドヴォ

最近、思い詰めた顔をしている、と周囲から言われるのである。生まれつきの顔なので勘弁してくださいщ(゚ロ゚щ)

まあ、何だか最近疲れが取れないなー、ぐらいの話で、そんなに思い詰まってるとは自分では思わないのだけれど、ひとの気持ちを素直に受け止められないというか、自分に向けられる言葉っ尻に過剰に反応してトゲのある言い方で返してしまってあとで自己嫌悪、という自分の悪い癖がまた出てきた。

こんな鬱々としたときは暗~くブラームスとか、やけくそになってマーラーとかをいつも聴くんだけど、今週はドヴォルザークの交響詩『真昼の魔女』にはまっている。通勤の車の中でがんがん音量あげて聴いてるもんだから、車を降りてからも人に指摘されるほど深刻な顔つきになっているのかも。

チェコの国民詩人エルベンという人が書いた詩集「花束」から題をとったもので、泣きやまない子どもを母親が叱りつけて「言うことをきかないと魔女にさらわれていっちゃうよ」と言った途端、ほんとうに魔女が現れて子どもの魂を奪い去り、やがて帰宅した父親が息絶えた我が子を発見する、という物語。シューベルトの「魔王」を連想させるストーリーではある。

…で、そんな陰惨な題材であるから楽曲もドラマティックに展開していき、ドヴォルザークらしい粘っこい(でも美しい)旋律も随所に現れる。交響曲やスラヴ舞曲の鼻につくような泥臭さや単調さとはちょっと一線を画した感じ。8番とかチェロコンとかの曲の最後って、思わずええっ、と声をあげそうになってしまうくらいカッコ悪い終わり方をして聴衆を置き去りにしてしまうけれど、『真昼の魔女』の、すべてが崩壊するような終わり方はカッコいい。アントン、やればできるじゃん、って誰か褒めてあげて欲しいと思う。

それにしてもベルリンフィルのトランペットはやっぱり違うなー。鈍く光る鋼のような、ドイツの音がします。

2007/03/24

急ぎすぎないで、しかし快活に

Bcivic『ブラームスはお好き』??…聴いてるぶんには、とっても好きです。でも実際に演るとなると、裏拍から始まるフレーズが多かったりして、拍の感覚が狂ってしまい、ぼんやり考え事なんかしてるとすぐ迷子になっちゃいます。

きのうは、シューベルト『未完成』とブラームス1番の演奏会に参加。会場となった文京シビックホールは響きがたっぷりしているので、ゲネプロでもチェロ・バスの発音、余韻の残し方について再三注意が飛びました。

合奏には2、3回しか参加できなかったので悔いは残るものの、何本ものコントラバスが束になってごんごん鳴らせる快感、ppでの移弦の繊細なコントロール、など、オーケストラでしか学べないことをたっぷり経験できました。おかげで今朝は肩胛骨の辺りが筋肉痛。腕が筋肉痛でないのは、正しい体の使い方を少しは習得できたということなのかもしれません。

何と言ってもコントラバスのプルトに座って、バスの響きに包まれる幸せといったら♪こうして一度舞台に乗ると、人の縁ができて他の演奏会のお誘いをいただけたりすることもまた大きな収穫となります。「ロシアの復活祭」?やるやる!「新世界」?そりゃ燃えるよね!!ってな感じです。次は何の演奏に参加できるか、とっても楽しみです。

〈演奏後…〉ご来場下さったIさんより差し入れをいただきまして。私はブラームスもお好きですが、純米大吟醸はもっとお好きです。ありがとうございました~お酒に負けない「いいもの」を食べながら楽しませていただきます ε= (^□^*)

2007/02/06

ドボコン@フィンランド放送響

「東芝グランドコンサート2007」(サントリーホール)にて久しぶりの生オケを堪能♪

【プログラム】シベリウス「交響詩『タピオラ』」/ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」/ブラームス「交響曲第2番」:サカリ・オラモ指揮/フィンランド放送交響楽団/ミッシャ・マイスキー

「交響詩『タピオラ』」は初めて聴いた。何て言うんでしょう、弦5群は弓と弦との摩擦を忘れさせるような、ふわっとした自然な音の立ち上がりで、深閑とした森の冷たい空気みたいな音を重ねてくる。かと思うと強奏では存分にホールを鳴り響かせて表現の幅が広い。どんな時でも発音にあざとさがないのがとてもいい。

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2007/01/24

ほんとに未完成

Unvollendete_1 きょうは加湿器を買いました。自分のためではありません。コントラバスのためです。(-ω-;) 早速スイッチ入れてみたらば、現在の湿度30%との表示。うひゃー、やっぱり買ってきてよかったー。

先日は知人に誘われて、オーケストラの練習に飛び入り参加してきました。久しぶりに電車で移動したけど、やっぱり大変でした。駅によってエレベーターの位置が正反対だったりするので、ホームの端から端まで歩いたり…。これってホントにバリアフリーなのかい┐(´-`)┌

曲目はブラームスの交響曲1番と、シューベルトの7番『未完成』。コントラバス的にはおいしいプログラムですが、なにせ初見なもんで内心びくびく。練習会場に行ったらばその日は弦だけの分奏で、出席も少なめ。「あ、これでコンバス3人になったー♪」と言われ、人数に埋もれてごまかせると思っていた目論見は早くも崩れ去ったのでした。

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2006/12/21

あまのじゃく

あまのじゃく(天邪鬼)とは、わざと他人の言行に逆らうひねくれ者。「にっぽん昔ばなし」の一話「瓜子姫とあまのじゃく」では、悪さをして村人に追われたあまのじゃくは、鎌で足を切られ、血を流しながらソバ畑の中を逃げ回ったので、いまでもソバの根元は赤く染まっているんだとさ。という結末になっている。

さて、ソバといえば、美味しい蕎麦屋ってないなぁ、と文句ばかり言っているあまのじゃくな私。ちょっと見たい部分があるので、ブラームスの交響曲第1番のポケットスコアを買いたいワケなんだが。

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2006/11/08

「印度の虎狩り」

という楽曲がある。

…いや、実際にはない。架空の楽曲である。

宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」に登場する、チェロ独奏曲??である。主人公ゴーシュは「金星音楽団」のチェリストであるが、彼の名がフランス語で「左利き(転じて、『不器用な』)」の意からきているという説があるように、楽器に穴が空いている上に腕前もへたくそなので楽長からいつも怒られている。

ゴーシュが楽長に怒られている間、楽団の他のメンバーは何をしているかというと、「みんなは気の毒そうにしてわざとじぶんの譜をのぞき込んだりじぶんの楽器をはじいてみたりしています」。…この気まずい空気、音楽やってる人ならわかりますよね?!自分なんか身につまされるだけに読んでてはらはらする( ゜_゜;)

おんぼろセロを担いで帰ってきては「があがあ、ごうごう」と練習するゴーシュの元に、毎晩動物たちがやってきて、さまざまな注文をつけては彼にチェロを弾かせる、というのがこの物語の骨格なのだが…、

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2006/09/17

木星~または、冥王プルートーの嘆き~

久しぶりに銀座山野楽器へ。

冥王星が惑星じゃなくなっちゃった。だからか知らないけれど、最近のCMでデスラー総統が宇宙戦艦ヤマトの乗組員にすっかり相手にされなくなっちゃったことが明らかになった。古代進が森ユキといちゃつきながらタコ焼き食べさせたりしているし。(ヤマトの天敵、デスラー総統率いるガミラスの前線基地は冥王星にあるのです。)

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2006/09/13

シューマンの交響曲

こないだのN響アワーはシューマンの1番《春》と、珍しい妻クララのピアノ協奏曲だった。

ロベルト・シューマンのピアノ協奏曲(イ短調)は独奏の出だしの♪ト゜(C)~シ~ラ(A)ラ(A)~♪というフレーズがクララ(Clara)の名前をもじっているとか何とかいうロマンチックな楽曲で、胸の中からふつふつと雲のように湧き出てくる悲喜こもごもの感情を思わせ、結構好きである。ウルトラマンセブンの最終回にも使われたらしい(@_@)。だとしたら、昔のテレビマンは今よりよっぽど教養と品位があったのだろう。

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2006/09/02

甦るポプラ

ちょっと古いニュースなのだけれど、北海道大学の名物、ポプラ並木が平成16年の台風で倒れ、その倒木活用策として、板材を取り、チェンバロを製作したのだという。

チェンバロ:倒木活用、完成 滑川町・横田さん“里帰り”前に産声コンサート /埼玉(毎日新聞)

北海道大学「ポプラのチェンバロ」演奏会のお知らせ

チェンバロとは(Wikipedia)

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2006/08/29

練習場所

①農業会館会議室。  ②消防署2階研修室。

…これ、高校時代に顔を出していた市民オーケストラの練習場所。音楽とは縁のなさそうな場所ながら、広い。音を出してもまわりに迷惑がかからない(①の周りは畑だし、②の建物は壁が厚いし)。という条件を満たす場所としてここしかなかったのだろう。

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